転職エージェントをはじめて使う場合は、どのようなデメリットがあるかわからず不安になると思います。
この記事では、元転職エージェント&転職エージェントを10社以上使って転職をした私が、転職エージェントのデメリットに関して、裏事情を隠さず公開します。
デメリットを知った上で上手く活用していきましょう。
転職エージェントのメリットや選び方など全般的に知りたい場合は、下記記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
転職エージェントを使うデメリット
転職エージェントを使うデメリットは下記の通りです。
- 企業が採用見送りをする理由になる。
- 特定の企業をゴリ押しされる場合がある。
- 相性が合わないと、サービスを使っていて不満を感じる。
- 登録の数だけ手間がかかる。
- 転職する前提で話が進む。(キャリア相談はメインではない)
それでは、詳しく解説をしていきます。
企業が採用見送りをする理由になる。
転職エージェントを使うことが、不採用に繋がる可能性はあります。
転職をしたい・支援してもらう側は無料でサービスを受けることができるのが転職エージェントのメリットです。
一方で、採用する企業側は、転職エージェント経由で採用した場合、年収の30%ほどを成果報酬として支払います。
例えば、年収500万円で転職が決まった場合、成果報酬として150万円を転職エージェントに支払います。
結構な金額ですね、、、。
そのため、企業側としては「この人は150万円を支払って採用しても大丈夫か?」「採用コストをかけずに採用できる人と比べてどうか?」という観点が発生します。
仮にまったく同評価だった場合、「採用コスト」で意思決定される可能性はあります。
なので、大本命が10社以下なら自己応募、それ以上の企業に応募したいなら転職エージェントやWantedly・Greenなどの求人サイトを組み合わせながら、応募する方法をおすすめします。
Wantedlyは、成果報酬型ではないので、採用担当としたら、Wantedly経由で採用できると嬉しいです。
Wantedly以外にも、エンジニア向けの求人サイトは様々なものがあるので、是非チェックしてみてください。
特定の企業をゴリ押しされる場合がある
先程、転職エージェントの成果報酬の仕組みに関して説明をしました。
転職エージェントが転職支援をして、成果報酬をもらうには、自社経由で紹介した企業に入社してもらう必要があります。
例えば、あなたが自己応募した企業へ転職が決まっても、転職エージェントには一錢もお金は入りません。
そのため、自社から紹介した求人をゴリ押しされる可能性はあります。
大切なのは、自分の転職軸を明確にし、自ら意思決定することです。
このような前提をもとに転職支援をしてもらっていることを念頭に置きながらコミュニケーションを取っていきましょう。
相性が合わないと、サービスを使っていて不満を感じる。
転職エージェントは、会社というよりも担当者との相性です。
やはり、人間と人間ですので、合う・合わないはあります。
話していて違和感を感じる場合があると思います。
不思議なくらい噛み合わないときもあります!笑
解決策としては2つあります。
1つ目は、担当者を変えてもらうことです。
理由を明確にして、メールやアンケートで依頼することによって、簡単に担当者を変えてもらうことが出来ます。
とはいえ、気まずいな〜と感じる場合は、転職エージェントごと変更をしましょう。
どこがおすすめの転職エージェントとかわからない、、、。とお悩みの場合は、体験談をもとに転職エージェントを厳選したので、是非、下記記事を参考にしてください。
登録の数だけ手間がかかる。
転職エージェントに登録して、サービスを受けるまで下記のような流れが発生します。
- 転職エージェントに登録をする
- 転職エージェントとキャリアカウンセリングをする
- 転職エージェントを見極める
- 求人から申し込む企業を選ぶ
- 履歴書・職務経歴書を添削してもらう
- 面接対策をしてもらう
- 内定〜入社
初回面談は約1時間、その後も定期連絡が入るので、登録しすぎると情報共有に時間を取られてしまいます、、、。
より詳細なロードマップを知りたい方は下記記事が参考になります。
「大手総合型転職エージェント」から求人をもらい、「業界特化型転職エージェント」と密に連携する方法がおすすめです。
転職する前提で話が進む。(キャリア相談はメインではない)
転職エージェントは、転職支援を成功させ、企業に入社したタイミングで成果報酬をもらうビジネスなので、転職をする前提で話が進みます。
また、転職前提でのキャリアカウンセリングなので、純粋にキャリアの相談がしたい!場合は不満を感じると思います。
同じように長期的なキャリア相談には向いていません。
すぐに転職をしなくても面談は可能です。むしろ早くから転職情報や自分の市場価値がわかるので、積極的に使う価値はあります。
まだ転職の軸が明確ではなく、今すぐ転職をしたいわけではない。今後数年単位でのキャリアをみっちり考えたい!という場合は、別の手法もあるので検討をしましょう。
今だと、キャリアカウンセリングに特化しているサービスやコーチングがあるので、一部紹介をします。
デメリットは立ち回りでカバーが出来る
転職エージェントは、デメリット以上にメリットがあります。
ビジネスモデルのおかげで良くも悪くも無料で使うことが出来ます。
また、転職エージェントは転職のプロなので、はじめての転職の場合は積極的に使うことによって、今後2回目、3回目の転職のときに役立つ知見をたくさん仕入れることができます。
エンジニア転職に関してまとめました。